the PLAY/GROUND vol.0 遊び場レポート15: 竹下澄夏

うっちーさんから紹介あずかりました。竹下澄夏(たけしたきよか)です。福岡出身の22歳、長女です。お兄ちゃんとお姉ちゃんは永遠の憧れ。Ver.Bのオーペア(マリー)役です。最初は自分とはかけ離れてると思ってたマリーちゃん。知れば知るほど共通点がたくさんあって、そうだよな、同じ年頃の普通にそこら辺にいる女の子と変わらないんだよなーって。

なんか、ここ数日、稽古場の密度がとっても濃いです。みんなの勇気、切実さ、真摯さ、毎日いたいくらい感じてます。特に今日は私にとってすごくすごく大事な日になりました。自分と向き合うこと、相手と向き合うこと、怖いけど、みんなたたかってる。向き合ってる。毎日ドラマの連続です。

美術のセットも本番に近いものになってきてます。劇場にお越しの際には素敵な美術セットもぜひぜひ見てください!


明日はもうひとりの相手役のぶこと西原信裕さんです。のぶは、夏休みみたいな人です。夏の真っ青な空と入道雲ギラギラの太陽。いっしょにいるとなんだかわくわくします。

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色がないけど夏休みの絵日記の1ページみたいなこんなイメージ(笑)

出会ったのは今年の10月なんだけど、なんだかもっとずっと前から知ってた気がしてしまう。芝居も普段の会話も真っ直ぐ受け止めてくれるから、安心して、信頼してそこにいれます。頼りにしてますよ、おにーさん。


ではでは!のぶ、次お願いします!




the PLAY/GROUND vol.0 遊び場レポート14: 内山拓磨

えみりーゆうな氏、昨日は私のステキな紹介文(?)をありがとうございました。「色白でベビーフェイス」という、僕のコンプレックスをピンポイントでスナイピングしてきたかと思ったら、「芝居をどこにでも受け取りに行ってくれる人だ!」と言ってくれて、そんな振り幅のある誉め技どこで覚えてきたのかしらこの子は。ちなみにベビーなのはフェイスだけでなくメンタルもよ。自覚はありませんが単純なものでそう言われたら、そうあろうと努力したくなりますな。目指せ名キャッチャー。目指せ大人の俳優。嬉しいでございます。どこにでも付き合います。

申し遅れました。内山拓磨と申します。Bチームでタクシー運転手、フレッドをやります。このフレッド、自分が今までの人生で全く経験したことのないことばかりする野郎で、台本の初見時は「Oh…」ってなりました。しかしそこはお芝居、俳優の私生活と役の私生活には乖離が常にあるものだ と覚悟し、彼とのお付き合い、苦しんで楽しんでみたいと思います。

この「背信/ブルールーム」、参加人数の多さから、稽古場では人の芝居を見ている時間が他の現場に比べて長いのですが、この見ている時間をどう過ごすかが実はとても大事で、台本や台詞の解釈に思わぬヒントを貰えたりします。皆が自分の芝居を見てくれ、意見・解釈・感想をフィードバックしてくれる………という時間は、スケジュール的制約が大きい商業演劇の現場では中々獲得出来なかったりするもので、これがこのactors' playgroundの良いところ(の一つ)だなあ、と思っています。勿論その時間を生かすも殺すも自分次第ですが。俳優は一生勉強。


明日のブログ担当は私と絡むもう一人の女子、「九州が産んだ鋼の妹系小動物」竹下澄夏です。このオナゴ、大人しい演劇初心者かと思いきや、板の上に立つと氷像のように動じない胆力の持ち主でもあり、「いったいこの子はどんな人生を…?」と慮りたくなるヤツでございます。

じゃきよか、あと宜しくー。

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the PLAY/GROUND vol.0 遊び場レポート13: えみりーゆうな

かやこさーん!わーい!かやこさんに「えみりーゆうな」と呼ばれるとなんだか嬉しくてにやにやしちゃう。かやこさんは、女優という生き物。わたしは、女優という生き物が好き過ぎて演劇を始めたくちなので、かやこさんが稽古場にいるのを見ているだけでもとても楽しい。

あ、こんにちは、わたしはえみりーゆうなです。パリ帰りです。日本ではいつでもどこでも浮いていますが、パリには猛者がいっぱいで、わたしなんてほんとうにただのあやとり少女で、居心地よかったです。ちなみに日本での5倍はモテました。

ver.Bの若い女を演る女です。演劇と恋が大好きです。愛とエネルギーをいつでも持て余しています。明日死ぬかも知れないから、怖いものは何にもありません。だから、この遊び場で、わたしこの役やるの最高だなぁって、稽古終わりにいつも思う。あとみんな、勇敢だから、好きです。ここにいる人たち。

昨日の稽古場で、あれ、わたし今ドキュメンタリー見てる?って錯覚した瞬間がありました。(ゆうちゃんと、かんじょうさんのシーン)男と、女の間に生まれたものが本当過ぎて、生々しくて、恥ずかしくて見ていられない!って手で目隠しをしながら隙間からガン見していました。そんな瞬間がち お金出すからには、やっぱり恥ずかしい、危ういもの見たいじゃないですか、ねぇ。


明日はそんな(どんなだよ)わたしの相手役、うっちー。色白ベビーフェイスうっちーとは、実は稽古以外でちっともちゃんと喋ったことないのですが、初めて読み合わせしたときに、「いえーい!」って思った。わたしの、大体の人が、超受け取りづらいわ!ってイライラするであろう球をいちいち遠くまで走って、時には無理な体勢に体をねじってどこにでも受け取りに行ってくれるひとだ!この人は!って感じたから。立ち稽古に入り、その感覚は確信に変わりました。  もっともっと、危ないところまで一緒について来て欲しくなっちゃう人です。

よろしく、うっちー。

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the PLAY/GROUND vol.0 遊び場レポート12: 都築香弥子

堀くん。素敵な言葉でご紹介ありがとう。とても嬉しいです。とんでもなく魅力的 って、宝石のような言葉。そんな言葉を使う堀くんこそ、とんでもなく魅力的です。さすが、劇作家!私の宝石箱に、永久保存です。

こんにちは。都築香弥子(つづきかやこ)です。PLAY/GROUND には初参加です。

「ブルールーム」の稽古場では、立ち稽古が続いています。遊び心をくすぐられるような、発想力と想像力を試されているような、そんな装置のなかで。まさに、「遊び場」にふさわしい。

私は今回、女優 という役。ver.B、verCに出演します。ver.Bでは、劇作家に井上裕朗さん、貴族に藤尾姦太郎さん。ver.Cでは、劇作家に堀 雄貴さん、貴族に井上裕朗さん。3人4役と、シーンを創っていきます。贅沢です!

違う役を二役演じる井上さんとの共演はもちろん、「犬と串」カンパニーの先輩・後輩にあたる、かんちゃんこと藤尾さん、ほりくんこと堀さんとの初共演にもわくわくしています。お稽古場ではおふたりに優しくしていただいてます。ふふ。

今日は、堀くんとのシーン、かんちゃんとのシーン、初めての立ち稽古の日でした。演出家 ・薛 珠麗 さんの繊細で大胆なアドバイスを受けながら、見守ってくれる稽古場の全員でシーンを創っていく感覚。日に日に、稽古場全体の信頼度が増しています。

「ブルールーム」がロンドン、ニューヨークで上演された時も、日本初演された時も、男性5役、女性5役は、いずれも1人の俳優、1人の女優で演じられました。今回は、男性5役を5人の俳優で、女性5役を5人の女優が演じ、さらに3バージョンあるので、稽古場では、30シーンが創られていくわけです。それを、自分が関わる以外のシーンがどう創られていくのか、観る。真剣に、観る。そうすると、自分以外の4人の女性たちの思いもかけない瞬間に、呼応する。舞台上ではまったく関わらない女性たち、一見、共通点がないように思われる女性たちなのに、ああ、似ている。と思ったり。ああ、女優のこの台詞と重なるな。と思ったり。それは、この企画ならではだと思います。宝物を探しつづけていきたいです。一緒に。


明日は、えみりーゆうなさんです。初日の顔合わせで、その可愛さと素直さに釘付けになりました。顔合わせ翌日、彼女はパリに行き、そして数日前に無事帰国しました。ますます可愛くなって帰ってきた気がする。羨ましい。パリのギャルソンたちにモテてきたに違いない。羨ましい。ゆうなちゃん、ではなく、フルネームであえて呼びたい。では、明日のレポートよろしくね。えみりーゆうな。

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写真は、パリ帰国翌日、稽古に合流したえみりーゆうな。お土産のチョコレートとともに。ありがとう。ごちそうさま。

今日は、稽古後、私たちの舞台となるシアター風姿花伝にみんなで移動して観劇。朝から夜までをともに過ごし、その道々でもいろんなお話をし、濃密な一日を終えました。



今日も、ありがとう。







the PLAY/GROUND vol.0 遊び場レポート11: 堀雄貴

こんにちは!なっきから紹介を受けました、堀雄貴です。犬と串というナンセンス・コメディ劇団に所属しています。劇団の第一回公演からのメンバーでして、その公演では全身にローションを塗りたくったり、相手役のビンタを受けて歯が割れたりしていました。ちょうど7年前、当時20歳、今でもやっていることの大本は変わっておりません。言ってしまえば今回上演する「背信」や「ブルールーム」とはちょっとタイプの違うお芝居なんですが、でもそれでも「俳優」として大切にすべき根っこの部分はきっと一緒なんじゃないかなぁ、とかそんなことを考えながら、稽古場の濃密な空気を吸って吐いてする毎日です。楽しいです。あ、僕は「ブルールーム」ver.Cで劇作家を演じます。ちなみに「ブルールーム」ver.Bには同じ劇団の先輩がいます。彼のこのブログへの登場も楽しみにしていてくださいねっ。

昨日のなっきのブログでも書かれていた通り稽古場には仮のセットが組まれまして、稽古は本格的に立ち稽古へ。実際に歩いたり、座ったり、相手との距離を詰めたり、離れてみたり……。やー、やっぱり椅子に座って台本片手に相手と向き合っていた稽古とは違う違う。新たな発見の続出で、どうこの空間と仲良くなろうかなと考えをめぐらせつつ、それが面白くてニヤニヤしてしまいます。

それから、自分が出演していないシーンを見ている時も面白ニヤニヤは頻出していまして。今日なんかとあるシーンでは、舞台上の二人のやり取りのドキドキ加減に客席側のあちこちから声にならない声が絶え間なく。(僕は耐えきれず足をジタバタさせていました) 10シーン×3バージョンの男女のやり取り、たまらないです。

そしてそして、明日の記事を書いてくれるのは、都築香弥子さん!少女と大人の女性が同居しているようでとんでもなく魅力的。今日香弥子さんの稽古をじっと見る機会があったのですが、僕は特にその目が、透明でそれでいてとても挑発的で、ズルズル~ッと引き込まれてしまいました。香弥子さんとのシーン、舞台上で向き合うのがとっても楽しみだー。

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この写真では僕も香弥子さんも微笑んでいるけど、舞台ではどうなることやら……。それでは香弥子さん、次お願いします!!





the PLAY/GROUND vol.0 遊び場レポート10: 佐度那津季

こんにちわ。ブルールームver.Cでモデル役の佐度那津季(さどなつき)です。 イギリスの戯曲・モデル・ミニスカート… っということで昨日から私の待ち受けはツィッギーさんです。目標は、高く!です。

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今日のお稽古は、盛り沢山でした。なんと!今日から稽古場にセットが組まれました!!ますます楽しい空間になってます。チームごとに舞台上を歩き回ってお気に入りスペースを探したりしました。そして、衣装合わせ!そして、稽古!

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いろいろな事が丁寧に着々と進んでいるのを実感しました。 明日は、ついに私が出るシーンも立ち稽古スタートです。そんな明日のレポートは、堀雄貴(ほりゆうき)くんです。いつも頬が赤くてとぉーーーっても可愛いです。お喋りしてると美しい瞳でまっすぐに見てくださるので恥ずかしくなって目をそらしてしまいます。彼の目力を是非、見に来て下さい!





the PLAY/GROUND vol.0 遊び場レポート09: 三嶋義信

あっしー、紹介ありがとう。元気だよ。笑顔が素敵と言われて恥ずかしいけど、とても嬉しい。皆さん、はじめまして。 三嶋義信と申します。『ブルールーム』ver.Cでチャールズという政治家を演じます。actors' playgroundでは「のぶ」と呼ばれています。

『ブルールーム』は本読みを経て、立って稽古に入っています。 今回の『ブルールーム』は3チームあり、1つの役を2人もしくは3人がそれぞれのチームで演じるため、同じシーンの稽古を客観的に見る事が出来ます。複数キャストの良い点は、同じ役の俳優と切磋琢磨しながらも刺激を与えあって、得るものも多いということです。政治家役で言えばver.Aの西本泰輔さん、ver.Bの谷畑聡さんと休憩中に話す事も多く、内容に絡んでいてもいなくても、雑談からでも参考になる事がとても多いのです。

現時点で皆さんにお伝え出来る事は、チームが変わればそれぞれ違うシーンを見れるという事。実際とあるシーンの稽古を見た時、俳優=人が変わるので苦悩や放つ輝きが違う。そして起きる過程も違う。とても素敵です。是非皆様にも様々なチームのステージをご覧頂きたいです。


裏話というか、話題を1つ。稽古場に出入りしている俳優・演出・スタッフ・この企画に関わって下さっている方々、各々が違う輝きを放っていますが、共通で持っているものが台本。その台本の形状も皆、それぞれ違います。 冊子タイプで青い表紙を付けている人が現時点で2名ほど(私も青い表紙を付けようと考えました)。更にはファイルに閉じている人、文字の大きさを変えている人、付箋を貼っている人など… 作家のデヴィッド・ヘアーが文字で託した世界が書かれている台本を、皆が愛着を持って扱っているのです。写真は私の台本。メイン用が1冊と、まだ出番のないサブ用が2冊。

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次の記事を書いてくれるのは佐度那津季さん。遊び場でご一緒するのが実は今回が初めて。 彼女は凛としていて、周りの俳優たちにも気を遣い、本読みの時は度胸があるところを見せてくれました。彼女とシーンを創るのが楽しみでなりません。では次、よろしくね。