the PLAY/GROUND vol.0 遊び場レポート05: 北見有理

本日の遊び場レポートを担当致します、北見有理と申します。『ブルールーム』ver.Cで「人妻(エマ)」を演らせて頂きます。

今回の座組、名前の頭文字に「ゆ」の付く人が多くて、誰かが誰かを呼ぶ度に、
 「唯ちゃーん」(北見、振り向く)
 「優ちゃーん」(北見、振り向く)
 「優〜」(北見、振り向く)
…みたいな事を一日一回はやってます。 今日は、なっき(佐度那津季)が食べてるおいなりさんをチキンカツと見間違える始末。とうとう目までイカれました。五感研ぎ澄まして稽古がんばります。

顔合わせの初日を除くと今日で稽古は三日目なのですが、この三日間は『ブルールーム』チームは、全10場ある各シーンを一場面ずつ、本読みをしながら、演出のジュリさん(薛珠麗さん)と俳優全員で、話をしながらそのシーン全体や各役柄に対する理解を深めました。いわゆる「テーブル稽古」です。(写真は、休憩中のスタジオ。こんな感じで皆でグルッと膝突き合わせて話してます)

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【actors' playground】の今までの通常企画でも、立ち稽古に入る前には必ずこのディスカッションタイムが設けられてました。この、立ち稽古に入る前の、その場面・その役柄の「Want」(目的)を皆で考えてシェアする…という過程は本当に大切で、後々、立ち稽古に入ってからも、この時のディスカッションで得たモノがふと自分の芝居の助けになってくれたりします。それは自分が担当するシーンのみならず、他のシーンの話し合いで出てきたあるキーワードが、思いがけず自分のシーンにも繋がって戯曲読解の突破口になったり、とか。 まさしく「輪舞」 です。

三日間の本読み・ディスカッションタイムを経て、今日は1シーンだけ、ついに立ち稽古に入りました。明日からはガッツリと、本格的に立ち稽古の日々が始まります。椅子の上で各自で見つけた「Want」が、実際どう目の前で実行されるのか楽しみです。


…と、『ブルールーム』の稽古場日誌ばかりが続いてますが、お察しの通り、『背信』チームとは全く別々に稽古を進めているので、そちらの稽古の様子は私達全く分かりません。 というわけで、そろそろこの辺で『背信』チームの稽古の様子も覗いてみましょう。

次回の遊び場レポート担当は「森尻斗南」氏です!彼とは今夏の【actors' playground】3rdで初めてご一緒したのですが、俳優としても素の人間としても、物凄くドッシリと落ち着いていて、なんとなく大物感すら漂う人だなあ…と思ったものです。あと、セサミストリートのキャラにいそうな顔してます(←イメージ)

それでは、『背信』稽古中のスタジオにバトンをお渡しします!