the PLAY/GROUND vol.0 遊び場レポート12: 都築香弥子

堀くん。素敵な言葉でご紹介ありがとう。とても嬉しいです。とんでもなく魅力的 って、宝石のような言葉。そんな言葉を使う堀くんこそ、とんでもなく魅力的です。さすが、劇作家!私の宝石箱に、永久保存です。

こんにちは。都築香弥子(つづきかやこ)です。PLAY/GROUND には初参加です。

「ブルールーム」の稽古場では、立ち稽古が続いています。遊び心をくすぐられるような、発想力と想像力を試されているような、そんな装置のなかで。まさに、「遊び場」にふさわしい。

私は今回、女優 という役。ver.B、verCに出演します。ver.Bでは、劇作家に井上裕朗さん、貴族に藤尾姦太郎さん。ver.Cでは、劇作家に堀 雄貴さん、貴族に井上裕朗さん。3人4役と、シーンを創っていきます。贅沢です!

違う役を二役演じる井上さんとの共演はもちろん、「犬と串」カンパニーの先輩・後輩にあたる、かんちゃんこと藤尾さん、ほりくんこと堀さんとの初共演にもわくわくしています。お稽古場ではおふたりに優しくしていただいてます。ふふ。

今日は、堀くんとのシーン、かんちゃんとのシーン、初めての立ち稽古の日でした。演出家 ・薛 珠麗 さんの繊細で大胆なアドバイスを受けながら、見守ってくれる稽古場の全員でシーンを創っていく感覚。日に日に、稽古場全体の信頼度が増しています。

「ブルールーム」がロンドン、ニューヨークで上演された時も、日本初演された時も、男性5役、女性5役は、いずれも1人の俳優、1人の女優で演じられました。今回は、男性5役を5人の俳優で、女性5役を5人の女優が演じ、さらに3バージョンあるので、稽古場では、30シーンが創られていくわけです。それを、自分が関わる以外のシーンがどう創られていくのか、観る。真剣に、観る。そうすると、自分以外の4人の女性たちの思いもかけない瞬間に、呼応する。舞台上ではまったく関わらない女性たち、一見、共通点がないように思われる女性たちなのに、ああ、似ている。と思ったり。ああ、女優のこの台詞と重なるな。と思ったり。それは、この企画ならではだと思います。宝物を探しつづけていきたいです。一緒に。


明日は、えみりーゆうなさんです。初日の顔合わせで、その可愛さと素直さに釘付けになりました。顔合わせ翌日、彼女はパリに行き、そして数日前に無事帰国しました。ますます可愛くなって帰ってきた気がする。羨ましい。パリのギャルソンたちにモテてきたに違いない。羨ましい。ゆうなちゃん、ではなく、フルネームであえて呼びたい。では、明日のレポートよろしくね。えみりーゆうな。

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写真は、パリ帰国翌日、稽古に合流したえみりーゆうな。お土産のチョコレートとともに。ありがとう。ごちそうさま。

今日は、稽古後、私たちの舞台となるシアター風姿花伝にみんなで移動して観劇。朝から夜までをともに過ごし、その道々でもいろんなお話をし、濃密な一日を終えました。



今日も、ありがとう。