the PLAY/GROUND vol.0 遊び場レポート03: 五十嵐優「さぁ、今日が本格的に稽古の始まり」

こんにちは! 音大声楽科を卒業後、ストレートプレイに転向し俳優に。演劇、歌を歌う、もの書き、食す、絵を描く、サルサダンス…愛しています。趣味が高じて密かにソムリエ修行中。すべてに、五感を、自分をまるごとつかって。きっと、すべて同じひとつのことだから。そんな五十嵐優(いがらしゆう)です。

今日ははじめに美術の宇野奈津子さんから舞台美術のプレゼンテーション(ほんとに素敵・言いたい・でもまだ秘密)。本日から背信組としばしお別れ、 演出の薛珠麗さんとともに、 ブルールームの世界へ。1〜4場の本読みをして、各シーンについてディスカッションをしました。珠麗さんはチャーミングで素敵な方。この道を通ってみたい。そんな希望があれば、フットワーク軽く、一緒に歩いてみてくれます。一緒に感触を確かめて、ふむふむ。楽しんでくれる、そんなやわらかい人。

本日の2、3場はわたしがオーペア(マリー)を読みました。今日通った道は今日通った道。思いはたくさんあれど さぁnext、今度はどうする? これからどうなるかな。公演のその日まで、一緒に旅をしましょう!


さて、明日の担当は、 わたしが2場で共演する 学生(アントン)役、杉森裕樹(すぎもりひろき)!!  彼とは『actors’ playground extended w/池内美奈子』で出会いました。 シーンをやるWSではなかったので演技自体をみるのは今日が初めてでしたが、稽古の空間を共有し、わたしたちは一緒にその場に立っていた。俳優としての交流はすでにしていたと思うので、変に気負わず向き合ってみる。見た目はとっっても若く見えて、素直で無邪気な裕樹くん。ワンちゃんみたい。裕樹、ハウス…!!笑 

彼はわたしよりすこし年上なのですが、自分の心と相手の深い領域に踏み込むとグッと大人っぽく色っぽくなる瞬間を発見しました。年齢を感じる、というのは、素晴らしいことです。その人の、年輪に触れるということ… ドキドキする体験です。アントンは若い役ですけれども、この作品にでてくる人間、皆セクシーを持っています。そんな裕樹くんに、アントンを通してこれから何度出会えるでしょうか。楽しみですね。わたしもこれから惜しみなくあなたに、この企画の仲間に、観客の皆様に、そそぎこんで、フルで渡していくよ。よろしく、握手。


写真は、今日本読みをしたver.Cのメンバーから。左から、昨日の担当干城さん、明日の担当裕樹くん、わたくしと有理ちゃん! 稽古初日。ブルールーム、なニットを選んでみましたよ。なぜわたしがこんな表情かというと… シーン、キャラクターについていろんな話をしていて、マリー役のわたくし、たくさん傷ついて、ちょっぴりすねてしまいました!? なぜかなぁ 観てからのお楽しみに。溢れ出ちゃう情熱をブルーに閉じこめて 赤なんて着ていられない。では、また明日* .。.:*・゜゚・*

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