the PLAY/GROUND vol.0 遊び場レポート09: 三嶋義信

あっしー、紹介ありがとう。元気だよ。笑顔が素敵と言われて恥ずかしいけど、とても嬉しい。皆さん、はじめまして。 三嶋義信と申します。『ブルールーム』ver.Cでチャールズという政治家を演じます。actors' playgroundでは「のぶ」と呼ばれています。

『ブルールーム』は本読みを経て、立って稽古に入っています。 今回の『ブルールーム』は3チームあり、1つの役を2人もしくは3人がそれぞれのチームで演じるため、同じシーンの稽古を客観的に見る事が出来ます。複数キャストの良い点は、同じ役の俳優と切磋琢磨しながらも刺激を与えあって、得るものも多いということです。政治家役で言えばver.Aの西本泰輔さん、ver.Bの谷畑聡さんと休憩中に話す事も多く、内容に絡んでいてもいなくても、雑談からでも参考になる事がとても多いのです。

現時点で皆さんにお伝え出来る事は、チームが変わればそれぞれ違うシーンを見れるという事。実際とあるシーンの稽古を見た時、俳優=人が変わるので苦悩や放つ輝きが違う。そして起きる過程も違う。とても素敵です。是非皆様にも様々なチームのステージをご覧頂きたいです。


裏話というか、話題を1つ。稽古場に出入りしている俳優・演出・スタッフ・この企画に関わって下さっている方々、各々が違う輝きを放っていますが、共通で持っているものが台本。その台本の形状も皆、それぞれ違います。 冊子タイプで青い表紙を付けている人が現時点で2名ほど(私も青い表紙を付けようと考えました)。更にはファイルに閉じている人、文字の大きさを変えている人、付箋を貼っている人など… 作家のデヴィッド・ヘアーが文字で託した世界が書かれている台本を、皆が愛着を持って扱っているのです。写真は私の台本。メイン用が1冊と、まだ出番のないサブ用が2冊。

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次の記事を書いてくれるのは佐度那津季さん。遊び場でご一緒するのが実は今回が初めて。 彼女は凛としていて、周りの俳優たちにも気を遣い、本読みの時は度胸があるところを見せてくれました。彼女とシーンを創るのが楽しみでなりません。では次、よろしくね。