the PLAY/GROUND vol.0 遊び場レポート28: 近藤隼

いつも男前な愛ちゃん。ご紹介ありがとうございます。

はじめまして。「ブルールーム」ver.Aで劇作家を演じます、近藤隼(こんどうじゅん)と申します。

「ブルールーム」は男と女の話です。
乱暴に言うと、世界は男と女でできています。
だからこれは人類のお話。
私たちのお話。
オスとメスのお話。
相手を求めて、探し合う。
DNAに染み付いた本能なのか、ずっとその繰り返し、繰り返し。
出逢いと別れを繰り返し、繰り返し。
「ブルールーム」の登場人物達はみんな必死で、夢中で、愛すべきお馬鹿です。

劇作家の役は言葉が必要なので、日々色々な方の言葉をお借りしています。


例えば、今日見つけたのは

「生きる 」 谷川俊太郎

生きているということ
いま生きているということ
それはのどがかわくということ
木漏れ日がまぶしいということ
ふっと或るメロディを思い出すということ
くしゃみをすること
あなたと手をつなぐこと

生きているということ
いま生きているということ
それはミニスカート
それはプラネタリウム
それはヨハン・シュトラウス
それはピカソ
それはアルプス
すべての美しいものに出会うということ
そして
かくされた悪を注意深くこばむこと

生きているということ
いま生きているということ
泣けるということ
笑えるということ
怒れるということ
自由ということ

生きているということ
いま生きているということ
いま遠くで犬が吠えるということ
いま地球が廻っているということ
いまどこかで産声があがるということ
いまどこかで兵士が傷つくということ
いまぶらんこがゆれているということ
いまいまがすぎてゆくこと

生きているということ
いま生きてるということ
鳥ははばたくということ
海はとどろくということ
かたつむりははうということ
人は愛するということ
あなたの手のぬくみ
いのちということ


「背信/ブルールーム」
2016年が始まってすぐですが、ぜひいらしてください。
メンバー全員でお待ちしております。

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明日のブログは、森下まひろさん。
目力が強い。
たまにおっちょこちょい。
意外に大阪人。
眉毛、消えてませんよ。
きっと酒豪。
怒ると、とても怖くて、とても可愛いです。

本当にチャーミングで、素敵な役者さんです。
ver.Aで劇作家の相手役の女優さん。
いや、相手役の女優役です。
いいや、相手役の女優役の女優さんです。
というわけで、ほな、頼むでー。